毎日フルートの練習をしていると、だんだん汚れやくすみが気になってきませんか?
せっかく手に入れた大切な楽器、できるだけ長く美しい状態で使いたいですよね。

お手入れってどうすればいいの?
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、フルートを長く大切に使うために知っておきたい正しいお手入れの基本と、絶対にやってはいけないNG行為についてお伝えします!
「フルートは水洗いできる?」その答えは…【絶対にNG!】

フルートって金属だから、水で洗っても大丈夫そうじゃない?
ダメです!絶対にやめてください!
フルートに限らず、クラリネットやサックスなどの木管楽器には、「タンポ」というフェルトのような部品がキーの裏側についています。
このタンポは水に非常に弱く、濡れると変形・劣化し、不具合の原因になったりするんです。
実は私も中学生のとき、「サックスを水洗いした!」という友達の話を聞いて真似しようとしたことがありました…。でも、楽器屋さんに「絶対にダメ!」と全力で止められて事なきを得ました。
(その友達のサックスがどうなったかは…わかりません💧)
というわけで、フルートの水洗いは絶対NG!
これだけは絶対に守ってくださいね🙅♀️
フルートをきれいに保つ!基本のお手入れ方法
じゃあ、水洗いはダメとして…どうやってお手入れすればいいの?
ここからは、毎日の練習後にできる基本のお手入れ方法をご紹介します。
1. 使用後は「管内の水分」をしっかり拭き取る
演奏中、息に含まれた水分がフルートの内部にたまります。
このままにしておくと、先ほどお話ししたタンポが傷んでしまう原因に!
クリーニングロットにガーゼを巻いてもOKですが、ガーゼよりも↓の商品がよく吸水します。
私は20年くらい愛用しています。
2. 表面はクロスでやさしく拭いてから収納
練習後、ケースにしまう前に楽器の表面をしっかり拭くことで、指紋や皮脂の酸化によるくすみや変色を防げます。放置すると汚れが取れにくくなるので毎回クロスで拭くようにしてください。
楽器用のクロスを使うとよく汚れが落ちます‼️(メガネ拭きを使ってもOK)
※シルバーポリッシュは、使いすぎると変色のリスクがあるそうです(楽器屋さんに教えてもらいました)
3. 細かい汚れは「ベビー綿棒」でやさしくお掃除
キー周りの狭いすき間のホコリは、普通のクロスではなかなか取れません。
そんなときに便利なのがベビー用の細い綿棒!
細いのでキーの隙間にも入りやすく、ピンポイントでホコリを取るのにぴったりです。
ただし、力を入れすぎるとキーを傷めたりタンポにダメージを与えることがあるので注意。無理にやらず優しくお掃除しましょう。
どうしても落ちない汚れや不具合は「楽器屋さん」に相談!
- 「汚れがこびりついて落ちない」
- 「うっかりぶつけてしまった…」
- 「そろそろ全体のメンテナンスをしたい」
そんなときは迷わず、楽器屋さんに相談してください!
プロの手にかかれば、分解して内部までクリーニングしてくれたり、歪みや不具合も丁寧に調整してもらえます。私も一度足部管に傷をつけてしまったとき、見違えるほどきれいに直してもらえました✨
普段のお手入れ方法についてのアドバイスももらえるので、ぜひ積極的に活用してくださいね!
まとめ:大切なフルート、正しいお手入れで長持ちさせよう!
- フルートの水洗いは絶対NG!
- 使用後は管内の水分をしっかり除去
- 表面はクロスで優しく拭き取ってから収納
- 細かい部分はベビー綿棒で丁寧にお掃除
- 自分で難しいと感じたら、楽器屋さんに相談を!
正しい知識と毎日のちょっとしたお手入れで、フルートは驚くほど長く使えます。
お気に入りの楽器と、これからも楽しく音楽を奏でていきましょう🎵
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