フルートは他の管楽器と比べて人口が多く、たくさんのメーカーがさまざまな楽器を出しています。
選択肢がたくさんあることは良い反面、多すぎて何を選べばいいか迷ってしまう方がほとんどかと思います。
そんな皆さんの参考になればと思い、フルート歴約30年の私が、初心者のときに使っていた楽器についてお伝えしたいと思います。
最初の楽器は入門用フルート(メーカー不明)
私がフルートを始めて最初に手にしたのは、メーカーもよくわからない入門用のフルートでした。
「吹奏楽部でフルートがやりたい」と言い出した中学生の私に、父が職場のフリマで、中古品を7000円で買ってくれました。
新品だと現在は2〜3万円で手に入れられるかなと思います。

入門用の楽器って安いから最初に始めるにはよさげだけど、実際どうなの?
結論から言うと、メーカー不明の入門用のフルートはおすすめできません!(父、ごめん!!)
1年経たないうちに右手小指のローラーが壊れて、左右に動くようになったのですが、
楽器屋さんから「この楽器は直せない…」と言われてしまいました。
入門用フルートは一般的なフルートメーカーと作り方が違い、楽器屋さんで修理ができないとか・・・。
そもそも、30年近くフルートをやってきて、ローラーが左右に動くとか、そんな壊れ方するフルートは見たことない!!
この入門用フルートを購入したことで「楽器を持っているから」という理由ができ、吹奏楽部でフルートが吹けることになりました!
この楽器がきっかけでフルート始められたといっても過言ではないです。おすすめしない楽器・・・といいつつ、買ってくれた父には感謝です。
フルートを始めて1年後に買った楽器
フルートを始めて1年して、レッスンに通い始めたのですが、通っていた楽器屋さんでおすすめされて購入したのが、アルタスの頭部管銀モデル。
値引きなどをしてもらって、当時の価格は13万円くらいだったと記憶しています。(当時中学生だったので親に買ってもらいました。感謝!!)
前述の入門用フルートでは吹きづらかったのですが、アルタスの楽器にしてからとても吹きやすくなりました。この楽器は、10年ほど愛用しました。
頭部管銀なので程よく響き、初心者の息の量でも鳴りやすく響きやすいモデルだと思います。
現在のアルタス頭部管銀モデルは20万を超えており、30年で倍ぐらい値上がりしています(汗)

おそらく、値下がりはしないので、楽器欲しい方は早めに買うのがよいですよ
私は先生に勧められたこともあり、ほぼ初心者にもかかわらず、リングキーを選びました。
結果リングキーを選んで良かったです。この件については別の記事で触れております。
10万円以下のフルートのおすすめモデル
ここまでは、私が実際に使った楽器について書いてきましたが、
「続けられるかわからないのに10万円以上は出せない…」という方も多いと思います。
そんな方には、フルートのメーカーとして有名なヤマハの洋銀モデルやPearlの洋銀モデルが比較的安価でおすすめです。8万円台で購入可能です。
ただし、少しフルートが吹けるようになってくると、洋銀製の楽器は自分の息が全部鳴っていないような感覚が出てきて物足りなく時が来るかと思います。
長くフルートを続ける場合は、いずれ買い替える前提で考えておくとよいでしょう。
まとめ
最初のフルートとして、2〜3万円台の入門用フルートはおすすめできません。
最低限、有名フルートメーカーのものを購入しましょう。最安値のモデルでも構いません。
ヤマハやPearlからは8万円台の楽器も購入できるのでおすすめです。
私が初心者の時は、頭部管銀製のモデルを使っていました。
現在は20万を超えているのですが、銀製の楽器はより深みのある音がしますので、予算に余裕のある方にはぜひとも銀製の楽器をおすすめします!
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